法人用プリペイドカードはいくつかありますが、その中でも知る人ぞ知る(?)カードが「マネーフォワード ビジネスカード」です。
そんなマネーフォワード ビジネスカードですが、他社のカードと頭一つ抜けているくらい強すぎるカードだったので紹介します。
実際に使ってみての感想もあるのでぜひ最後までご覧ください!
マネーフォワード ビジネスカードをざっくり解説
マネーフォワード ビジネスカードクラウド会計ソフトや家計簿アプリなどで有名な株式会社マネーフォワードが提供している法人・個人事業主向けのVisaプリペイドカードです。
マネーフォワードのカードですがマネーフォワードの会計ソフトなどを契約していなくても使えます。
僕は会計ソフトはfreeeを使ってますが、このカードを使わせてもらってます。
プリペイドカードなので審査はありません。(後払いを使う場合は審査が必要です。)
なので創業したての会社でもOKです。
僕の場合は1月に設立した会社のカードとして3月に申し込みましたが、発行してもらえています。
年会費は1年に1回利用すれば無料です。(詳しくは後述します。)
マネーフォワード ビジネスカードのここがすごい
続いてマネーフォワードのすごい点を3つ紹介します。
1. ポイント還元がすごい
1つ目はポイント還元がすごいという点です。
正直個人向けのカードよりも圧倒的にすごいです。
マネーフォワード ビジネスカードのポイント還元は大きく分けて下の2つがあります。
1つ目が決済額に応じてのポイント還元です。
マネーフォワード ビジネスカードの還元率は基本的には1%還元なので100円につき1ポイント還元されます。
ポイントは1ポイント=1円で使えます。
これはよくあるクレジットカードなどと同じですね。
しかしさらにすごいのが「月間利用ボーナス」です。
マネーフォワードには1ヶ月の利用金額に応じてボーナスポイントが付与される「月間利用ボーナス」という仕組みがあります。
月間利用ボーナスは1%還元とは別に付与されるポイントです。
還元されるポイントは以下のようになっています。
当月の利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
100,000円(税込) | 500ポイント |
500,000円(税込) | 2,500ポイント |
1,000,000円(税込) | 5,000ポイント |
5,000,000円(税込) | 25,000ポイント |
10,000,000円(税込) | 50,000ポイント |
会社を経営していると毎月数十万〜数百万円決済することも多いと思います。
その決済をマネーフォワード ビジネスカードを使うことで数百円から数千円のポイントが還元されます。
流石に1000万円決済するのは厳しいですが、最高5万円分のポイントが還元されます。
これ結構すごくないですか?
他社のビジネスカードは0.5%還元のカードも多いです。
一方でマネーフォワード ビジネスカードは他社よりも高めな1%還元に加えてボーナスポイントももらえちゃうわけです。
正直この点だけでも持つ価値があります。
2. 手数料がいろいろ無料ですごい
ポイント還元率が高いとなると手数料も高そうですが、手数料はほとんど無料です。
基本的な手数料は以下のようになっています。
手数料名 | 手数料 |
---|---|
初期費用 | 無料 |
年会費 | 無料 (1年間利用しなければ1,100円) |
月額利用料 | 無料 |
発行手数料 | 無料 (リアルカードは2枚目から900円+税) (バーチャルカードは無料) |
チャージ手数料 | 無料 (振込手数料は利用者負担) |
ビジネスカードは何かと手数料がかかることが多いですが、基本的な使い方であれば手数料は無料です。
初期費用や月額利用料は無料、年会費は1年使わなければ1,100円ですが、1度でも使えば無料です。
発行手数料はリアルカードは2枚目以降有料ですが、1枚目は無料。
ネット上の決済だけで使えるバーチャルカードであれば何枚でも無料。
基本的には無料で使えます。
チャージ手数料は無料ですが、銀行振込でチャージを行うため、使っている銀行によっては振込手数料が発生します。
ちなみにマネーフォワード ビジネスカードのチャージの口座はGMOあおぞらネット銀行なので同行の口座を持っていれば手数料無料で振り込めます。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座の開設についてはこちらの記事で解説しています。
GMOあおぞらネット銀行で法人口座を作ってみた【バーチャルオフィスOK】
3. 海外決済手数料が実質無料ですごい
3つ目は海外決済手数料が実質無料ですごいという点です。
ポイント還元率はいいし、年会費などの手数料が無料なのもいいのでここまでで十分な価値があるのですが、さらにすごいのが海外決済手数料です。
海外決済手数料とはその名の通り海外の店舗やサイトで決済するときにかかる手数料です。
具体的には日本円ではなくドルなどで決済する場合にかかる手数料です。
一般的なクレジットカードやプリペイドカードは2%から3%取られますが、マネーフォワード ビジネスカードなら3%がポイント還元されます。
つまり海外決済手数料は実質無料というわけです。
僕の会社ではスマホアプリ開発をしており、スマホアプリを出すときにはAppleやGoogleに手数料を支払う必要があります。
Googleの場合はドルで決済されるのですが、他社のカードでは決済手数料をとられてしまいます。
しかしマネーフォワード ビジネスカードなら手数料分がポイント還元されるので実質無料です。
このときにかかる手数料は1度きりで手数料も100円にも満たないので僕の場合は他社のカードを使っていても正直大した額ではありません。
しかし、海外から仕入れをしたり、海外のサーバーを使う人にとっては年単位など長期間で考えると2~3%はかなりでかいと思います。
例えば普段使っているカードの海外決済手数料が3%で海外のサイトなどで100万円決済しているとすると30,000円の節約になります。
カードを作る手間こそかかりますが、少しでも手数料を節約したければ作っておいて損はないです。
マネーフォワード ビジネスカードの弱点
続いてマネーフォワード ビジネスカードの弱点です。
マネーフォワード ビジネスカードにはこのような弱点があります。
正直大きめの弱点で言うと一番最後の他社の会計ソフトとの連携ができない点くらいです。
それ以外は大したことはありません。
1. チャージするのがちょっと面倒
1つ目の弱点がチャージするのがちょっと面倒という点です。
マネーフォワード ビジネスカードはプリペイドカードのため、事前にチャージした残高から支払いを行います。
(後払いもあるのですが、創業したての会社の場合は審査に通らないこともあります。)
チャージは銀行振り込みで行うため、振り込み作業が若干面倒ではあります。
(チャージが面倒なのはどのプリペイドカードでもそうですが…)
ただ、1度振り込みをして振込先の登録をしておけば2回目以降はそれほど面倒でもないです。
また、まとまった金額を1度にチャージしておけば都度チャージするよりかは楽だと思います。
ただし、1度チャージした残高は口座に戻すことはできないため、しっかりと考えてチャージする必要がありあます。
後払いの審査が通ればクレジットカードと同じように口座引落なので楽ですが、与信枠が少なければチャージする必要はあります。
後払いの審査をしてみて承認されて、かつ利用額が与信枠の範囲で収まるのであればこの点は気にする必要はありません。
2. 1年間使わなければ年会費がかかる
2つ目は1年間使わなければ年会費がかかるという点です。
先ほども手数料のところで説明しましたが、1年間1度もつかわなければ年会費がかかります。
とはいえ逆に言うと1度でも使えば手数料は無料です。
今どきカードで経費の決済をすることが多いと思うので、1年に1回思い出したときに決済しておけばこの心配はありません。
3. 他社の会計ソフトとの連携ができない
3つ目の弱点は他社の会計ソフトとの連携ができないという点です。
これは人によってはそこそこ大きい問題です。
マネーフォワード ビジネスカードはその名の通りマネーフォワードのカードです。
なので他社の会計ソフトとは連携できません。
僕のように会計ソフトはfreeeを使っているというような場合は連携させることができません。
ただし、利用明細の画面でCSVのダウンロードをすることはできます。
なので僕の場合はCSVで明細をダウンロードしてfreeeにアップロードするというような形で対応しています。
若干の手間はかかりますが、個人的にはこれくらいは許容範囲かと思っています。
このような手間をかけたくない人にとっては大きなデメリットになりますね。
マネーフォワード ビジネスカードを使ってみた感想
正直個人的にはメインカードにするレベルで優秀なカードだと思います。
チャージがちょっと面倒だったり、freeeを使っているが故に会計ソフトとの連携が面倒だったりします。
しかし、ポイント還元やもろもろの手数料(特に海外決済手数料)を考えれば非常に優秀なカードです。
しかもプリペイドカードなので創業したてでも審査無しで発行してもらえます。
特に創業したての場合はできる限り経費を抑えたいところだと思うので、発行しておいても損はないと思います。(年会費がかからないようにお気をつけください…)
マネーフォワード ビジネスカードの申し込み方法
ではマネーフォワード ビジネスカードの申し込み方法について解説します。
基本的には公式サイトの申し込みボタンから画面に従って進めていけばOKです。
申し込みから到着までの日数
ちなみに以下のように7日で手元にリアルカードが届きました。
- 3月14日 午前0時:申し込み
- 3月14日 午後2時:審査完了
- 3月21日:簡易書留で到着
申し込みから発行のための審査が完了するまでたった14時間でした。
では申し込み方法について解説していきます。
1.Webから申し込み
まずはマネーフォワード ビジネスカードの公式サイトから申し込みを行います。
中央辺りにある「お申込みはこちら」をクリックします。
マネーフォワードIDでログインするか新規登録するかを選択します。
登録していない場合は新規登録から登録を行います。
2.本人確認
次に本人確認を行います。
本人確認はスマホから行う必要があります。
(1の申し込み自体はパソコンからでもOKです。)
マイナンバーや免許証などを読み取り、顔写真を撮って認証を行います。
3.カードの受け取り・有効化
本人確認などの審査が完了するとリアルカードが発行されます。
カードは簡易書留で届くため、対面でハンコを押して受け取ります。
カードを受け取ったら有効化を行います。
封筒を開けると台紙にカードが付いており、その左側にQRコードとWeb用認証コードがあります。
マネーフォワード ビジネスカードのスマホアプリをインストールする(している)場合はQRコードを読み取って有効化を行います。
アプリを利用しない場合はブラウザでマネーフォワード ビジネスカードのマイページを開き、認証コードを入力して有効化を行います。
4.残高をチャージ
後払いを利用しない場合は残高にチャージする必要があります。
残高へのチャージは銀行振込で行います。
振込先の口座はマイページの「ウォレット残高」の右にある「入金用口座を確認」をクリックします。
すると入金用の口座情報が表示されます。
この口座にチャージしたい金額を振り込みます。
ちなみに先ほども書きましたがGMOあおぞらネット銀行からであれば振込手数料は無料です。
もし口座を持っていなければこの機会に持っておいても良いかと思います。
GMOあおぞらネット銀行で法人口座を作ってみた【バーチャルオフィスOK】
まとめ
今回はマネーフォワード ビジネスカードについて解説しました。
感想と少し被りますが、ポイント還元や手数料面で他社と比べて非常に優秀なカードです。
年1回決済すれば年会費も無料なのでこのような点に魅力を感じる人はぜひ作ってみてください!
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